村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』の英訳版を読んでます。良い英語の勉強になりますね、これ。彼の文章は比喩や婉曲表現が多いので、普通に読み進めていくと「?」となる箇所もしばしば。原著片手に毎日頑張っています。表紙もなかなか良い味を出していますよね〜。他の作品も表紙が素敵なものばかりです。原著と平行して読んでいると分かる事なのですが、英訳版は微妙に内容が異なっていたりします(主に加筆)。そのまま訳しただけでは英語圏の人には分かりづらい所もあったりするのかな?味噌汁がちゃんと、"miso soup"と訳されていたのにはなぜか嬉しくなりました。日本の文化バンザイ。 今回はノーベル賞受賞!とはなりませんでしたが・・・彼が世界から高い評価を受けているのは確かな事。英訳版を読む事でまた違った観点から彼の作品を見てみようと考えたのも読み始めたひとつの理由です。英訳表現から「あぁこういう事を言いたかったのか」と逆に気付かされる場面もとても多いです。まだ全体の1/10も読んでいませんが(ねじまき鳥はとにかく長い!)一日でも早く読破して他の作品にもチャレンジしてみたいものです。 |
![]() 1960年、三島由紀夫作「金閣寺」を読みました。三島作品をじっくりと読むのはこれが初めてなのですが見事にその世界観にハマってしまいました。神経質なまでに研ぎ澄まされ洗練された日本語の数々、それは美しさを通り越してどこか艶かしささえ感じるほど。天才、三島の世界を十二分に堪能しました。 [ストーリー] 主人公の溝口は吃音コンプレックスに悩み心に暗い影を持つ青年。彼は少年の頃から「この地上で金閣寺ほど美しいものはない」と父に教えられ、金閣寺を美の象徴として憧憬していた。父の死後、金閣寺の徒弟になるもその後自らの手で金閣寺を焼失させてしまう。 |
![]() 今話題のダ・ヴィンチ・コード、文庫化されたのを良い機会に買って読んでみました! 感想を一言で言えば「すごく面白かった!」 初めはレオナルド・ダ・ヴィンチの作品についてのミステリー本かな?と思っていたのですが、実際は宗教が密接に関係したサスペンスといった方が良い感じの作品です。もちろん「モナリザ」や「最後の晩餐」といった彼の代表作はストーリーにも深く関わってきて話を大いに盛り上げてくれます。 [ストーリー] 閉館後の静寂に包まれたルーブル美術館で起きた殺人事件。殺害されたルーブル館長の死体には複雑怪奇なメッセージが残されていた・・。 |
![]() 明治39(1906)年、島崎藤村作「破戒」を読みました。この小説のテーマは深くそして重い。「部落差別」という社会問題に真正面から立ち向かった近代日本文学の傑作であり、日本人であるなら一度は読んでおくべき本だと思いました。簡潔で流れるような文章はとても読みやすく、登場人物の心境が手に取るように伝わってきます。物語の終盤、「破戒」のシーンは涙無しには読めません。 この「破戒」はその極めてセンセーショナルな内容から初版出版後に何度も改訂・絶版の憂目に会います。部落開放同盟として有名な全国水平社が結成されたのが大正11(1922)年ですから、いかにこの本が先進的なものであったかが分かると思います。 [ストーリー] 明治後期、部落出身の教員瀬川丑松は父親から「身分を隠せ」と堅く戒められていたにもかかわらず、同じ宿命を持つ解放運動家、猪子蓮太郎の壮烈な死に心を動かされついに父の戒めを破ってしまう。 |
![]() 友人からの薦めで読みました。93〜95年ヤングマガジンアッパーズ連載の花田少年史(全5巻)です。ものすごーく良い漫画です。久々に心が温まりました。大人になって忘れかけている大切な何かを思い出させてくれるようなそんな作品です。 [ストーリー] カラーテレビがまだあまり普及していない昭和のとある時代。近所でも評判の悪ガキ花田一路はある日ひょんな事から車にはねられ頭に九針を縫う大怪我をしてしまう。九死に一生を得た一路に備わった能力。それはなんと幽霊と話が出来るというものだった・・。 |
永井豪の『デビルマン』を読みました。あれほど有名な作品なのにたった五巻だったという事に驚き!20巻くらいあるものかと思っていました。長ければ名作ってわけじゃない良い見本ですね。[ストーリー] 主人公不動明は普通の高校生。親友飛鳥了の父が残した「恐怖の遺産」、それは有史以前に地球を支配していた悪魔(デビル)が再び地球上に復活し人類を滅ぼすというものだった。明は悪魔と戦い人類を守る為、自らが悪魔と合体する・・。 悪魔は他の動物や植物を自らの身体に取り込み同化する能力を持っていますが、人間は他の動物と違い「理性」を持っているので簡単には身体を乗っ取る事が出来ません。そこを上手く利用して明は悪魔の身体を持ちながら人間の心を持つ「デビルマン」になったのです。 |
![]() 妹尾河童著「少年H」を読みました。感想に入る前にこの本の簡単な紹介を・・。 「少年H」は1997年に講談社から出版された主に戦時中を描いた著者妹尾河童の自伝小説であり、当時は200万部を超える空前のベストセラーとなりました。 さてさてこの「少年H」ですが、その反論本として「間違いだらけの少年H」なるものも出ております。妹尾さんは自身の体験に基づいたノンフィクションだと主張しているのですが、どうやら「少年H」には明らかに間違っている箇所がある(しかもたくさん)らしいです。実際「間違いだらけの・・」の指摘は正しいようで、この小説は限りなくノンフィクションに近い・・フィクションという事になります。 |
![]() 今朝の朝日の朝刊を見てびっくり。「俺と悪魔のブルーズ」なる漫画が紹介されていたのですが、なんだかどこかで見た絵柄だな〜と思ったらアゴゲンの平本アキラ氏ではないですか!ヤンマガ以外にも連載してたんだ・・全く知らなかった。不覚ッ!しかもかのロバート・ジョンソンの生涯を描いた漫画だとは。うぅむ月刊アフタヌーンってところがネックだったなぁ。流石にチェックしていなかったよ。色々調べてみると「良作」という評価をしている人が多いみたいですね〜。今度買って読んでみよっと。 ちなみにロバート・ジョンソンとは・・・27歳の若さでこの世を去った「天才」ブルーズ奏者。そのあまりにも卓越したギターテクニックは「悪魔と魂を取引して得たもの」という噂が流れたほどのもの。彼がこの世に遺したものは29曲のブルーズとたった3枚の写真のみであり、現在でも謎に包まれた部分が多い人物である。彼の残した楽曲は多くのミュージシャンに影響を与え今日の大衆音楽全ての源流となっているといっても過言ではない。 |
村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』の英訳版を読んでます。良い英語の勉強になりますね、これ。彼の文章は比喩や婉曲表現が多いので、普通に読み進めていくと「?」となる箇所もしばしば。原著片手に毎日頑張っています。表紙もなかなか良い味を出していますよね〜。他の作品も表紙が素敵なものばかりです。



永井豪の『デビルマン』を読みました。あれほど有名な作品なのにたった五巻だったという事に驚き!20巻くらいあるものかと思っていました。長ければ名作ってわけじゃない良い見本ですね。
